初診の流れ
保険診療の場合、一般的に次回予約までの間隔は2週間が目安となります。患者様一人ひとり丁寧に診察させて頂くため、十分な時間をお取りしております。
ご理解の程、よろしくお願い申し上げます。
問診票の記入
当院の問診票は、適切な診断と医療安全の確保を目的とするため、ご記入いただく内容が非常に多くなっています。
全部で12ページ程度の分量があり、ご記入にお時間がかかりますので、初診予約時間の30分前までにお越しいただき、手続きをお済ませいただきますよう、ご協力をお願い申し上げます。
初診
当院は、急性症状への対応を除き、初診から直ぐに歯科治療を行うことはありません。これは、う蝕(むし歯)や歯周病のリスク評価を行わず、そのリスクが高い状態で歯科治療を行っても、直ぐに再治療を繰り返すサイクルに陥ってしまうからです。
そのため当院は、原則として全ての外来患者さんに、う蝕(むし歯)と歯周病のリスク評価を行った後に、治療方針の立案を行っています。具体的には、唾液内の細菌検査、唾液量、唾液の緩衝能、歯周ポケット検査、X線10枚撮影法、食生活アンケートなどの評価を行います。
また必要に応じて、内科や整形外科の主治医に対し、診療情報の提供をお願いします。
2回目以降
2回目の診察までに、初診の際にお取りさせていただいた資料を基に治療方針の立案を行っております。
2回目の診察では、治療方針の説明を行い、ご不明な点にお答えさせていただきます。
3回目以降
MTM部門(予防プログラム)において、歯周基本治療や、う蝕(むし歯)リスクの軽減の処置を開始していきます。
再評価、治療方針の修正・説明
歯周基本治療や、う蝕(むし歯)リスク軽減の効果を判定し、それに基づいて、治療方針の修正と説明を実施させていただきます。
外来診療部での歯科治療
歯周基本治療やう蝕(むし歯)リスクコントロールがひと段落したところで、外来診療部において、必要な歯科治療を行っていきます。
再評価、治療方針の再修正・説明
外来診療部での歯科治療が終わった段階で再度、口腔内の状況について精密検査を行い、治療方針の再修正を行います。
多くの場合、歯周病安定期治療に移行することになります。
歯周病安定期治療
MTM部門(予防プログラム)において、担当の歯科衛生士による歯周病安定期治療を行っていきます。
歯周病は常に再発のリスクとの戦いでもあります。担当の歯科衛生士と二人三脚で安定した状態を維持できるよう、個人毎のリスクに応じて、継続的にケアをさせて頂きます。