「食べる」にフォーカスした医院

「食べる」にフォーカスした医院

A clinic that focuses on eating.

私たちは
あなたの「食べる」に
寄り添いつづけます

美味しいごはんを、家族や仲間と楽しく語り合いながら食べる。これは、当たり前の日常のことと思われるかもしれませんが、人生にとって、最も幸せな時間なのかもしれません。
当院の創業者である猪原武二は、約80年前、極貧の書生時代を経て苦学して朝鮮にわたり、歯科医師となりました。しかし終戦により帰国を余儀なくされ、戦後の混乱に巻き込まれながらも、なんとか日本の歯科医師免許を取得し、福山の地に猪原歯科医院を開業しました。
生前の祖父がよく語っていたことは、思いっきり食べられることのありがたさです。ひもじい思いをしながらも、田舎の実家から持たされた干し大根を大切にかじりつつ、勉強する毎日。そんな中、干し大根に虫が湧いてしまい、泣く泣く捨てることになってしまった…。いつも祖父は、この話をするたびに涙していました。
この経験からなのでしょう、食べることに対する思いは誰よりも強く、日本が飽食の時代になってからも祖父は、歯を失い食べられなくなった人に、良い義歯を作って、思いっきり食べてもらう…、これを信念に、80歳を越えても現役の歯科医師であり続けました。 私たちは、創業者の思いを引き継ぎ、みなさんの「おいしく食べる」に寄り添い続けます。

「おいしく食べる」を支える診療

あなたに寄り添うために
「おいしく食べる」を支える取り組み

「おいしく食べる」ことは、人生の大きな楽しみです。
そんな食事を、私たちは1日3度摂ります。週に21回、月に93回、年に1095回、間食を含めると、もっと多いでしょう。そう考えていくと、私たちはいったい、一生に何度の食事を摂るのでしょうか。
母の手作りの味、食堂の定食、一人で食べるインスタントラーメン、親友と大盛り上がりの飲み会、お祝いの席など、その一つひとつ、1回1回が、私たちの血や肉となり、精神を満たし、幸福をもたらしてくれるのです。食べることは、人生の喜びそのものです。
しかし、その食事が、苦痛となってしまうことがあります。
歯が痛くて噛むことができない、知覚過敏で歯がしみる、歯がなくて噛めない、麻痺があって飲み込むことができない。 いつもは当たり前に食べられているけれども、一度不自由になってしまった時の大変さは、経験しないと分からないものです。
当院では、従来型の「噛むこと」を目標とする歯科診療だけでなく、さらにその先の「おいしく食べる」こと、そして健康的な生活を送ることを目標に、クリニックでの取り組みを行っています。
その一つが、「おいしく食べる実感ラボ」。日本栄養士会の認定栄養ケアステーションでもある、待合室のオープンキッチンスタジオにおいて、おいしく食べられることの豊かさ、幸せを実感してもらう取り組みを行っています。またクリニックの診療体制やメニューも「おいしく食べる」を主眼に置いたものとなっています。

「おいしく食べる」を支えます

「おいしく食べる」の実感ラボ

「おいしく食べる」実感ラボでは、低栄養状態や摂食嚥下障害のため医師から指示を受けた個別の栄養調理指導を行うだけでなく、管理栄養士による調理デモンストレーションや、地域住民の皆さんを対象とした健康料理教室などを開催しています。 管理栄養士によると、「どうしても「減塩」とか「食事制限」などといったマイナスのイメージを持たれる方も多くいらっしゃるかもしれません。」しかし、当院の「おいしく食べる」実感ラボでは、このような「制限」と思われるようなことは極力避け、名前の通り「おいしく食べる」を合言葉に、豊かな香りと共に幸せになれる時間を提供しています。 「おいしく食べる」実感ラボでは、毎週、管理栄養士がおいしいパンを焼いています。このパンは、患者さんに振舞われ、試食していただくことができます。歯科衛生士によるメンテナンスを受けて頂いた直後の、ツルツルピカピカの清潔な歯で食べるパンは、今まで味わったことがない、格別の味のはずです。 また定期的に、地域の住民の方向けに健康料理教室を行っており、どなたでも自由にご参加いただけます。

「おいしく食べる」実感ラボについてはこちら

「おいしく食べる」を
支える診療体制

口腔内に痛みや違和感があると、おいしく食べることはできません。また、歯を失ってしまえば、噛む場所がなくなり食べる楽しみも奪われます。歯科クリニックとして、まずはこのような基本的な治療をしっかりと行う体制を整えています。
歯科医師が、診療台を飛び回るのではなく、患者さんとしっかりと向き合って治療を行うため、完全予約制となっています。歯科医師と共に診療に当たるのは、有資格者である歯科衛生士のみです。また、メンテナンスは、すべて歯科衛生士の担当制となっており、個室診療室でプライバシーに配慮した形で行っています。
さらに、歯科診療に欠かせない、かぶせや義歯などの歯科技工物は、ほぼ全て院内で製作しています。歯科技工士が4名在籍しており、スピーディーで高精度な技工を行っています。
「おいしく食べる」を支えるには、歯科医療従事者以外の働きも重要です。食べ物を目で見て認識する、安全に飲み込む、といった分野については、リハビリ専門職である言語聴覚士が専門的に関わります。歯科医師も、嚥下造影検査や嚥下内視鏡といった専門的な検査技術を用いて、評価を行っています。
食べるものの栄養価や形態を整える管理栄養士も重要な役割を果たしています。最近では、う蝕(むし歯)や歯周病は生活習慣病の側面があることが分かっており、歯科衛生士と共に、食生活アンケートの結果に基づいて関わりを持つことで、これらのリスク軽減に寄与しています。
最後に、内科医師の存在も挙げられます。全ての食べることに関する困りごとが、歯科で解決できるわけではありません。医科も含めた多職種で、チーム一丸となって、食べることをまるごと支援する体制を整えています。

「おいしく食べる」を支える診療体制についてはこちら

「おいしく食べる」のための
診療メニュー

生涯にわたって、おいしく食べ続けるためには、むし歯や歯周病を改善し、メンテナンスしやすい状態となっていることがとても大切です。また歯を失って噛めなくなった場所を再び噛めるように治療していく必要もあります。そして可能な限り、今回の歯科治療を人生最後の治療とし、定期的なメンテナンスでより良い状態を維持していく必要があります。私たちは、これらを実現するために、金属を使用しない「メタルフリー」治療を基本に据えています。
再治療を繰り返してしまう原因は、う蝕(むし歯)と歯周病のリスク管理が出来ていないことに伴う再発です。特にう蝕(むし歯)は、個人毎のリスク因子が大きく異なりますが、細菌のコントロールとフッ化物(フッ素元素の陰イオン(F-)の状態にあるもの)の使用、そして食事内容の改善によって、そのリスクを大きく下げることが可能となります。
細菌の繁殖しやすさは、かぶせ治療に使用する材料に大きく依存します。特に金属は、細菌性プラークの付着性が高いことに加え、食事時の熱膨張・収縮に伴い、セメントの破壊が起こりやすく、治療後数年でむし歯が再発してしまうことも珍しくありません。また最近では金属アレルギーの患者さんも増えてきています。(日本の保険診療において使用されている銀歯の合金は、海外では全く使用されていない材料であり、その組成の一部は、体内での使用が制限されている国もあります)。以上により、当院では銀歯をできる限り使用しなくてよいようにしています。
その代替材料として、生体親和性が高く、細菌付着もほとんど起こりにくいジルコニア(人工ダイヤモンド)などのセラミックス材料の技工物を、当院の歯科技工士が製作し、皆さんに提供しています。

診療メニューについてはこちら