私たちは
あなたの「食べる」に
寄り添いつづけます
美味しいごはんを、家族や仲間と楽しく語り合いながら食べる。これは、当たり前の日常のことと思われるかもしれませんが、人生にとって、最も幸せな時間なのかもしれません。
当院の創業者である猪原武二は、約80年前、極貧の書生時代を経て苦学して朝鮮にわたり、歯科医師となりました。しかし終戦により帰国を余儀なくされ、戦後の混乱に巻き込まれながらも、なんとか日本の歯科医師免許を取得し、福山の地に猪原歯科医院を開業しました。
生前の祖父がよく語っていたことは、思いっきり食べられることのありがたさです。ひもじい思いをしながらも、田舎の実家から持たされた干し大根を大切にかじりつつ、勉強する毎日。そんな中、干し大根に虫が湧いてしまい、泣く泣く捨てることになってしまった…。いつも祖父は、この話をするたびに涙していました。
この経験からなのでしょう、食べることに対する思いは誰よりも強く、日本が飽食の時代になってからも祖父は、歯を失い食べられなくなった人に、良い義歯を作って、思いっきり食べてもらう…、これを信念に、80歳を越えても現役の歯科医師であり続けました。
私たちは、創業者の思いを引き継ぎ、みなさんの「おいしく食べる」に寄り添い続けます。